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本当の自分を追い求めながらも偽の大石内蔵助を演じ続ける歌舞伎役者沢村宗十郎
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今回も、激しくネタバレでございます。
NGの方はこれより先はご覧にならないようにして下さいませ。
あ~んど、パートⅡ、Ⅲに続き宗十郎SPでございます!(≧∇≦)b


さてさて、

藤木ファンは皆さん、テレビの前かと思いますが、

ワタクシはこれを書いてます♪(^∀^)





いや~


やっぱ、宗十郎>おしゃれイズムの藤木さん

っす。(^∀^)







ってことで、前回からの続き~ヾ( 〃∇〃)ツ








宗十郎が大石内蔵助を演じ続けている間、本物の大石はある画策を実行していきます。

それもこれも、宗十郎扮する大石内蔵助が世間で評判になったおかげ。



さらには、おかるまで・・・。


そして、それは天野屋の大仕掛けをもぶち壊す展開へ。



天野屋は、決死の覚悟だったんでしょうね・・・
娘より、一世一代の大仕掛けを選んだんですから。

だって、宗十郎を大石として討ち入りをさせたなら、大石の目論見は大失敗。
それどころか、大石内蔵助として生きてること自体不可能に。




天野屋は本物の大石を足止めするために、娘との祝言を・・・。
そして大仕掛けを決行すべく宗十郎を連れて、大石邸へ。




その後、すぐに浅野の殿様が天野屋に現れて、大石の知るところになるんですが、

ここで、例の大石が出ていく際におかるが深々と頭を下げるシーン。


同時に、木の上に宗十郎が・・・。

脇に控えるのは天野屋。



このシーンも切なくて、切なくて、大好きです。

まず立ち姿に見惚れてしまいます・・・。


そして、切ない心情を語るセリフの数々。(´;ω;`)ブワッ



おかるの前では、普通の男の役を演じてみたかった。


演じて・・・と言ってるけれど、
本当のありのままの自分でいたかっただけじゃないかなあ・・・。


ちやほやされる役なんて、どうでも良かった。
ただ一人、おかるに好かれる役をやりたかったに違いない。


でも、それはやはり演じてる自分。
おかるが本当の自分を好きになることは無い。

ならば、おかるが本物を見つけたと言い放った、大石内蔵助として立派に死んでみせようと。
そう、決心したのではないでしょうか。




木の上での独白後、面をつけるシーンでは涙が零れます。

このあと、二度と自分に戻ることは無い。



大石内蔵助として討ち入りし、無事主君の仇を討ったなら待っているのは切腹。

面をつけるとは、そういうこと。




その覚悟のほどがわかる表情に、泣けます・・・。





く~~~~~~~
やっぱ、宗十郎は切ないっ(´;ω;`)ブワッ








ですが、ちょっと戻ります。

“ここで、例の大石が出ていく際におかるが深々と頭を下げるシーン。”


なぜ、おかるは頭を下げたのだろう・・・?(-"-;)

おかるは本物の大石を夫と認めてた?(^∀^)



てか、それ以前に、
ついさっき、大石内蔵助を演じてたのは宗十郎だと知ったはず。


自分が惚れてたのは、実は大石を演じてた宗十郎だった。って知ったんだよ?(・∀・;)

なんで、何のリアクションもないんだ~?。。。( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ
心情を表すシーンがないなら、せめて驚こうよ。。。( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ


できれば、おかるの心情を表すシーンが欲しいところですが。(-"-;)



※ あくまで、宗十郎をメインに物語を見ております♪(^∀^)



騙されたと知ったあと、出て行く大石に それでも頭を下げて送り出すおかる。




はい?(^∀^)

宗十郎が本当のこと(天野屋に頼まれた芝居のこと)言ってくれないと責めたのは誰だい?(^∀^)
「すっぴんのあなたは、私にうそをつく人ですか?!」つったんだよ?(^∀^)



大石は本当のことを言わなかっただけじゃなく、おかるが勘違いしてるのをいいことに
宗十郎演じる大石になりすまし、あなたと結婚したんだよ?(^∀^)

騙したんだよ?(^∀^)




なぜ、頭を下げて送り出す?(^∀^)



もし、いつの間にか本物の大石を本当に愛してたなら、この行動も納得。


が。


が!


おかるは、「あなたは誰です?」
と言い放って、「大石様は死にました。」つったんだよ?(^∀^)






しかも老尼んときに、絵空ことと語った内容は(本物の)大石物語。

はて?


老尼(おかる)が何で宗十郎物語じゃなく、大石物語を語るんだ?(^∀^)
(宗十郎をメインに語るとしたら、あんな内容になるわけない(^∀^) ってか、大石を助けたくて大石をメインに語ったのか?(^∀^))
やっぱ、おかるは大石を愛していたから?(^∀^)





おかるは宗十郎に迎えにきてもらえる価値があるのか?(^∀^)






こういう矛盾って多々あるんですよね~(^∀^)
主に、主人公以外のキャラ設定に。(^∀^)


主人公に沿って見ていくと、さほど矛盾は生じない。(^∀^)


けど、脇のキャラに沿って見ていくと矛盾だらけのストーリー展開になってること多々。(^∀^)










こちら中越さんのコメント。

http://www.e-avanti.com/ava/enter/item/8929



「愛おしくなるような、こんな女性に「恋したいなぁ」と共感してもらえるような「おかる」を演じたいですね。」


ワタシはおかるには共感できませんでした♪(^∀^)

いやいやいや・・・
こちらのコメントを読んだ当時は本当に期待してたんですよ?。。。( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ






もう一個。
http://www.walkerplus.com/hiroshima/event/hnews081118.html

「沢村宗十郎と宗十郎が劇中で演じている偽の大石内蔵助が同一人物と知らずに2人を愛するという、難しい役どころ。」


これを読んだ時も、大石を演じてる宗十郎と恋愛するのかと楽しみにしてたものです。。。( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ
まさか、本物の大石に惚れるとは・・・。。。( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ




ここでも矛盾が。。。。( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ

本物の大石を見て(例え顔が扇子で隠れてようと。)宗十郎演じる大石と間違えるでしょうか?
まあ、宗十郎演じる大石を見て、愛してたはずの宗十郎と気づかないのもなんですが。。。。( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ

てか、大石が討ち入り前のシーンで、声色でわかると仰ってたではありませんか。。。。( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ
なぜ、おかるが宗十郎に気づかない?。。。( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ

宗十郎演じる大石を愛してしまうならまだしも。。。( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ
(もともと宗十郎が好きなわけですから、演じてるとはいえ同じタイプを好きになってしまうなら分かりますが・・・。)


あんな寝ている大石を見て一夜を共にしてしまうなんて。(-"-;)
何時、どの部分に本物と感じたのでしょう?(-"-;) (「あの方こそ本物」byおかる)
いつ、本物の大石を愛してしまったのでしょう?(-"-;) 寝てる姿を見て?(-"-;)

それとも世間で騒がれてる噂を聞いて? 
宗十郎演じる大石に遭遇した際に、惚れてしまったシーンはありましたが・・・


もしかして、宗十郎と大石は似通っている設定?(・∀・;)


いろいろと無理があり過ぎ・・・(-"-;)

そこはそれぞれ都合の良いように補填しろと?(-"-;)




さらに中越さんのコメント。

「おかる」について中越は「愛する人へ突き進む熱さ、思い始めたらそれしか見えないという心の強さに美しさを感じました」

心の強さ?(^∀^)

軽さの間違いじゃないかい?(^∀^)



心の強さに美しさを感じました・・・

はて?(^∀^)




中越さんが仰ってる(解釈してる)ようなおかるが本当なら、改変されたとしか思えない(^∀^)



※ あくまで宗十郎メインで見てます(^∀^)






非常に残念です(´;ω;`)ブワッ
すんごく期待してたんです。(´;ω;`)ブワッ



それとも、本物の大石に一途に本気で愛していくさまを そう語ってらっしゃるのか?

それならば、宗十郎に言った言葉の数々が全部ウソっぽくなる。(-"-;)
あんな偉そうなことを宗十郎に言ってきたにもかかわらず、
自分は偽者(宗十郎演じる大石。宗十郎演じる大石を騙る本物の大石。)ばっかり好きになるおかる。

あなたの言う、“本物の”って何ですか?









おかるの言葉はもちろん、老尼の言葉にも感銘は受けませんでした。







てか、おかる めちゃ嫌いなんですよ~。。。( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ

あんな、女性は嫌いだ(^∀^)




なんで、あんな女性に一途に惚れるんだ?宗十郎は。(^∀^)


可愛いけりゃ何でもええんかいっ!(^∀^)





おかる、まじでもう少し魅力的な女性にして欲しかったじょ~


あ、中越さんのことじゃないですよ。
おかるね、おかる。
演出のせいか、脚本かわかりませんが。










多分ね、恋愛部分は大して重要じゃないんですよ。

宗十郎が大石の評判を良くするためだけに芝居するんじゃなく、大石として切腹させるに至る理由付けですね。
(ワタシはこここそメインテーマにして欲しかったですが。( ̄∇ ̄;) 一人の男が大石となって切腹せざるを得なくなった理由とは・・・?! それはただ一筋に愛する女性のため・・・。みたいな?(^∀^))





訴えたかったのは、大石の生き様と成れの果て。

(宗十郎がおかるへの恋心も届かないにも関わらずおかるのために、そして河原者の意地で、芝居を続け切ったところはメインで訴えたい内容では無い。)




事実として語り継がれてきた忠臣蔵の隠された真実。


あっぱれ、主君の仇を討って切腹して果てたヒーロー大石内蔵助。

と、語り継がれてるが・・・



(天野屋の一世一代の大仕掛けのせいで) 
実は本物の大石は生きることも死ぬこともできずさ迷い続けてる・・・



可哀相。




と、締めくくりたかったわけでしょう。




あのラストシーンを見ると。



私に言わせれば、どこが可哀相やねん。
って感じですが。(^∀^)





自業自得じゃん。(^∀^)



しかも、自分で残るって言い張ったんじゃん(^∀^)
自分で選んでおきながら、可哀相な自分を演出されても~(^∀^)



しらけるさ(^∀^)






きっとあの美しいラストシーンで、感激していないのはワタシくらいなものでしょう♪(^∀^)









ただの悲恋ものでは普通すぎるんでしょう(^∀^)

何となく玄人ウケしそうな感じがします。大石が主人公の方が。



でも、ワタシはイマイチだったなあ~( ̄∇ ̄;)

藤木さんの初舞台だったので、作品としても素晴らしいものであって欲しかったですが、
正直なコメントをさせて頂くと、芝居の内容自体はイマイチ。


すごく、斬新な解釈で面白いはずなのに、
何だか、勿体な~い( ̄∇ ̄;)



ま、巷では主演のせいらしいですが。( ̄∇ ̄;)



てか、ワタシに言わせれば 大石物語 なわけで、
面白くないとしたら、大石に問題があるのでは?もしくは脚本、演出。

脇の宗十郎のせいにされても・・・( ̄∇ ̄;)


だって、主演のせいとか書いてながら、主役はじゅんさんだった、って書いてるんだよ~( ̄∇ ̄;)


矛盾してんじゃん( ̄∇ ̄;)




そりゃね、宗十郎だって見せ場はありますよ?

でも、メインキャスト全員ちゃんとそれぞれ見せ場あるじゃん。( ̄∇ ̄;)



見せ場の数だけで言うなら、俄然大石とおかるが多いでしょ( ̄∇ ̄;)

おいしいところは宗十郎がもってったって書いてる人もいたけど、
ワタシから見たら、大石がぜ~んぶオイシイところ持ってってんじゃん、て感じっすけど?( ̄∇ ̄;)




てかね、


1ヵ月も稽古してて、キャストの皆さんはこの矛盾の数々に疑問を持たないのだろうか?
てか、それ以前から台本読んでるわけですよね?



・・・・( ̄∇ ̄;)



ワタシの解釈がオカシイのか?( ̄∇ ̄;)




まあ、大石とおかる以外のキャラにブレは無いんですけどね~( ̄∇ ̄;)


肝心の大石とおかるが納得いかない( ̄∇ ̄;)




宗十郎にブレが無くて良かった。。。( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ












いや~

橋本さんも中越さんも大好きな役者さんなので、

もっと魅力的なキャラにしてあげたらいいのに~(-"-;) と思いました。



てか、巷では大石もおかるも大絶賛なんで、いらぬ心配ですね。(^∀^)






芝居自体はいろいろと不満がありますが、

宗十郎だけを見てると、とても切ないストーリーで泣ける(´;ω;`)ブワッ




く~~~~


宗十郎物語、また見たいじょ~~~~~(´;ω;`)ブワッ



宗十郎病復活っす(´;ω;`)ブワッ



それもこれも、この師走の忙しい中、

こちらの雑誌を見てしまったせいでございます。




やっと、日常に戻ったと思ったのに、
一気に宗十郎に逆戻りしてしまいました。。。。( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ



ca6fc277.jpg


look001.jpg 439d4bba.jpg

宗十郎・・・!(´;ω;`)ブワッ


死んじゃうキャラ、好きです。(´;ω;`)ブワッ





てか、大掃除をしてたはずなのに、掃除する前より散らかってるのはなぜだろう?(-"-;)


 
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実は・・・
やっとshinさん宅の脚本の記事読めたんです。。。( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ
新たに案内して下さってありがとうございます!
パスがわからなくて見れなかった。。。( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ
で、大石は印象が違うんですね~。
私もネット徘徊してて発見したんですが、過去の大石はもっと悪だったとかなんとか・・・。
今回も殿様が生きてるとわかる前から遊び呆けて欲しかったです。
橋本さんの人柄の良さが出てるんでしょうか?今回の大石は人良さげですよね。

こんな事を書いたら、藤木ファンは・・・って言われそうですが、
個人的にはラストシーンが特に納得いかないんで、できれば最後は宗十郎とおかるが桜吹雪の中寄り添う(そっと抱き合う)シーンで暗転が良かったな、と思ってしまいます。( ̄∇ ̄;)
大石は端っこの方で崩れ落ちる程度で・・・。
で、暗転後冬の空の下おかるの死体。
ダメかなあ・・・。。。( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ

shinさんの仰る通り、おかるは見ることをやめたんでしょうね・・・。
見えるもので判断するのをやめた。ってことでしょうか。でも、最後にカッと目を開くシーンが意味がわからなかった。。。( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ

何度も見ましたが、大石とおかるへの印象は変わりませんでした。。。( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ
宗十郎は見る度に切なくなりますが。
藤木さんは、いろいろ言われてはいますが、とても良く役どころを掴んでらっしゃるように思えます。
残念なのは、最期のシーンがおかるの髪を切ると同時に暗転してしまうところです。
もう少し、宗十郎の最期のシーンを見せて欲しいな、と思いました。せめて崩れ落ちるところまで。。。( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ
私も台本を読んで見たいです。特に今回の。
shiki 2009/01/08(Thu)07:41:31 編集
今ごろですが・・・。
以前16年前の上演台本を読んだ時は、宗十郎さん中心にざっと読んだだけだったので、抜けているところも多く(堀部の奥さんなんて出てきたっけ?ってな感じで・笑)、実際の舞台見てから、もう一度読み直してきました(笑)
小松さんが誰が主役かわからないって言ってたように(当時の先輩みんなに見どころを作った)、特に誰が中心って感じはしなかったんですよね。強いていえば天野屋かな。
台詞などもほとんど今回と同じですが、演出で印象も変るのかしら? 私の読み取り方がおかしいのか、ちょっと大石の印象が違うんですよね。舞台の大石は生真面目な感じで、だからこそ悪いことしてないのに、最後、可哀相~ってなるみたいだけど(あ、私はあはれだとは思うけど、可哀相だとは思えません^^;)、読んだ印象は、ちっちゃい男って感じで・・。
最後だって、死にたくない自分が選んだ道。いさぎよくない。自業自得というか・・。
おかるは・・。ほとんど心情描かれてないですよね。それはそれほど重要ではないのかな~。宗十郎の心情は描かれてますが・・・。
好きになるのに理由はいらない?惚れた弱みでしょうか(笑)
おかるはあの時点で、クラノスケマンが宗十郎だとわかったのかな~? あそこではまだちゃんとわかってなければ、頭を下げて送り出すのもわかるけど・・・。
まあそれ以前に、気がつくでしょって感じですが、結局は何も見えていなかったんですよね、おかるは。それが自分でわかった時に、見ることをやめたんだと思う(見えなくなったのは火事のせいとかではなく)
自分の感想にも書いたけど、違ってる点は、浅野が生きてるのを知る前にも大石が遊び呆けてるところと、クラノスケマン登場のとこが少し違うのと、瓦版やのクラノスケマンの歌がないのと、清水一学と吉良の件がないことくらいかな~。
次回見る時は、また違う印象になるでしょうか?(笑)
shin 2009/01/08(Thu)00:44:26 編集
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